ミシェル・ウィーのスイング2
ミシェル・ウィーのゴルフ・スイングですが、ミシェル・ウィーがプロになる4年ほどの前のゴルフ・スイングとプロ転向直後では大きな違いがあります。プロ転向の4年前、彼女のスイングはV字型に近かったのですが、プロになった後はU字型のスイングに変化していました。(このVやU字型というのは、ゴルファーの正面から見たときのスイングの軌道を表現したものです)。その結果、飛距離と方向性を兼ね備えたスイングを徐々に身に付け始めていたのです。ミシェル・ウィーがプロに転向する4年ほど前のスイングとプロ転向後のスイングの大きな違いは体重移動でした。
ミシェル・ウィーのOLDスイング、つまりプロ転向前のスイングを見てみると、バックスイングの最中、頭の位置が殆ど変わらず、右サイドに体重を十分乗せている感じはありません。その結果、ダウンスイングでは頭がターゲット方向に流れてしまい、ドライバーでのスイングの軌道は上からボールに向かって振り下ろしているような形になっていました。正面から見ると、上から下に向かって振り下ろし、インパクトを終えてまた上に振り上げるというV字型のスイング軌道に近かったわけです。
ランニングアプローチは最初からボールを転がしてゆくアプローチですのでボールは地面から離れない、又は離れてもほんの少しの距離だけということになります。ミシェル・ウィーの場合、このアプローチには7番か8番アイアンを使うと話しています。そして、彼女が一番気にかけてるのは、手を使わないことだと言います。このショットで手を使わないために彼女はパッティングのグリップでクラブを握り、ボールは右足の前に置いています。この方法は恐らく、デビット・レッドベターから教わったものかと思われますが、パッティンググリップは一般的に手首の動きをある程度制限するものであるため、ミシェル・ウィーが言う手を使わないためには効果的です。
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